はじめてのDX ー Mendix体験

はじめてのDX - Mendix体験

  1. はじめに


    私たちは横浜市泉区の就労継続支援B型事業所、Life-iz株式会社「ヒアーイーズしんばし」です。ヒアーイーズしんばしでは「就労意欲はあるが、体力や人間関係に不安がある方」を対象に、主にPC作業と内職を行っています。ご依頼を受けてのホームページ制作、デザイン、動画編集などのお仕事を経験してきました。今回はローコードプラットフォームやMendixのレビューブログを連載し、微力ながら普及に貢献できればと考えております。よろしくお願いします。

  2. テーマA「ローコードプラットフォームについて」


    昨今いわゆる「DX」が取り沙汰されています。ITの力を最大限に活かしてビジネスモデルを刷新することを狙いにしております。しかし具体的にはどうすればDXが図れるのか迷っておられる方も多いと思います。このブログではDXの鍵となる「ローコードプラットフォーム」についてわかりやすくご説明いたします。
    まず「ローコードプラットフォーム」とは何か?ということをご説明します。ローコードプラットフォームは通常ノーコードプラットフォームと対比されることが多いです。どちらもシステムのアプリ開発を目的とする基幹ソフトウェアですが、ノーコードとは「アプリを開発するのにコード(プログラム)を“全く”書かなくてもよい」という意味であり、一方ローコードとは「アプリを開発するのにコードを“あまり”書かなくてもよい」といいう意味です。「じゃあコードを書かなくてもいいノーコードプラットフォームがいいじゃないか」と思われるかもしれません。しかしローコードには拡張性が低く、改善、保守、点検なども比較的制約がある、という弱点があります。その点ローコードプラットフォームはプログラムの専門知識を持つプログラマーの助力が得られるというメリットがあります。
    ローコードプラットフォームでアプリを開発していくのはシチズンデベロッパーと呼ばれる現場で日々ビジネスに追われる営業職など非IT社員です。業務に精通している彼らがアプリを開発する主体となることで、効果的なアプリ開発が可能となります。ではどんなローコードプラットフォームを導入したらよいでしょうか?私たちはMendixをおすすめします。

  3. テーマB「Mendixについて」


    Mendixは、アプリケーションを構築するためのサーバやネットワーク環境、ミドルウェアやデータベース、開発ツール、バージョン管理ツールをすべて備えたアプリケーション開発プラットフォームです。ローコード・アプリケーション・プラットフォーム(LCAP)を使用することで、開発に数か月または数年かかっていたアプリケーションを、数週間で開発できるようになりました。
    簡単なアプリから、従来は情報システム部門に作成を依頼していたシステム連携や、基幹業務システムのような複雑なシステムまで構築することができ、ビジネスの専門家(ビジネス側)とプロフェッショナルIT技術者(IT側)が相互に高いレベルでディスカッションしながら協力し合い、利用者の反応を素早く反映しながら解決する反復処理が可能となり、迅速なサービスのリリースが実現できます。
    導入企業も多く(欧米を中心に750社以上の導入実績)、いろいろな業種で活用されています(組み立て製造業、運輸・流通、電気・ガス・水道、情報通信業、建設・不動産、金融・公共、農業・林業・鉱業、医療・介護・福祉・サービス業、研究開発・設計・製造、IT・情報システム)。また、さまざまなソリューションを実現しています(時間とプロジェクト管理、Eコマースとフルフィルメント、ファッションと小売開発、製造現場、品質管理、メンテナンス、サプライチェーン)。
    アプリ開発もドラッグアンドドロップインターフェイスで開発を行え、共同開発を行うことができ、一回の構築でモバイルアプリも開発可能となります。1クリックで好みのクラウドにアプリケーションを展開でき、アプリケーションのフィードバック、リリース、展開、テストを迅速に行うことも可能で、過去作成した制作物の監視と管理、環境の設定、アプリケーション環境の健全性と安全性のデータフィードを監視・管理することができます。
    このようにメリットがたくさんあるのですが、やはり初めて触るソフトウェアですから基礎学習は必要です。また効果的なアプリを開発するには既存の作業フローを見直し省力化できることはないか(アプリを開発する価値があるか)を客観的に見直す必要があります。併せてその後の運用も考えなければなりません。また開発したアプリを改善・拡張したい、複雑なアプリを開発したいといった時にはプログラマーから適切な助力を得る必要もあるでしょう。セキュリティーに関してもプログラマーの専門知識が必要です。
    しかしメリット/デメリットを比較考慮してもMendixを導入することよって得られるアドバンテージは計り知れないものがあります。貴社のDXソリューションにMendixを是非ご検討ください。お問い合わせ、資料のご請求はMendix正規代理店である株式会社ALNETZまでどうぞ。

  4. おわりに


    今後Mendixを実際に利用しての感想を記事にしていきます。私たちの事業所はPC作業を主としていますが、開発を行ったことはありません。ローコードプラットフォーム、Mendixを私たち初心者が実際に操作し、その使用感を記事にします。「初心者でもこのぐらいはできた」「ここが難しい」といった、現場の声をお届けできればと思っています。それにより、DXの敷居をさげたり、導入の一助となれれば幸いです。
    ここまでお読みいただきありがとうございました。

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